遺言を書くタイミングに早すぎるという事はありません。

遺言を書くタイミング・書いてもらうタイミング

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遺言はいつ書けばいいの?

遺言を書くタイミングや書いてもらうようにお願いするタイミングはとても難しいです。
いつ死ぬのかが分かっていれば、遺言を書くタイミングは簡単かもしれないですが、ほとんどの人はいつ誰が死ぬか?というのは予測できません。
また死ぬ事は先でも遺言を書けない状態や冷静な判断のもとで財産分与の意向を決められなくなってしまう可能性もあります。
遺言を書かないまま、終わってしまう事がないように遺言を書くタイミングを図る事はとても大切です。

 

もし自分自信の遺言をいつ書こうか迷った方の場合は、それは「今」です。
配偶者や子供・兄弟や親など自分が死んだ場合に遺産相続をする方が複数いる場合は遺言を書いておいて損はないです。
30代や40代などの年代ですと遺言を書く事に抵抗を感じる方も多いですが、老人と呼ばれる年齢まで長生きできる保証は誰にもありません。
遺言の事を考えた時点で書くというのが最善の選択です。
子供がまだ未成年だから遺言は必要ないと思うのは大きな間違いです。
子供が未成年の場合は相続の際の遺産分割協定に未成年者は代理人を付けて参加する決まりがあります。

 

この場合でも遺言があれば、こういった遺産分割協定などをする事なく遺産相続する事ができます。
例えば家族が配偶者と子供2人だけの場合でしたら配偶者に2分の1。子供それぞれに4分の1ずつ遺産を相続させる。といった簡単な内容の遺言を残しておくだけでも、残された家族は遺産相続に関しての負担が大幅に軽減されます。
また、遺言には子供の未成年後見人(子供を世話する人)を指定する事ができます。
別居している配偶者や精神面に不安のある配偶者に子供の世話が任せられないケースは自分の親などを未成年後見人に指定する事が可能です。
このように、結婚して子供がいる場合は遺言を書くのが早すぎるというタイミングは一切なく、思い立った時に遺言を書くようにしましょう。
独身の場合も遺産相続に希望がある場合は15歳以上であれば、いつ書いても問題はありません。
遺言を書いた後、子供が成長したり、身内の人間関係などが変わってきた場合は遺言はいつでも書き直す事があります。
将来考えが変わる事は気にせずに今の素直な考えを遺言に残しておくようにしましょう。

 

このように、自分自身で思い立ち遺言を書いてくれるのが一番理想的な形です。ですが周りからのアプローチがないと一切遺言を書こうとしない人も多いです。
こうした場合は相続人となる人、主に配偶者が遺言を書いてもらうように催促する事も大事です。
ですが遺言を書くようにお願いする事は、親しい家族同士でも失礼にあたる可能性もあり、遺言を書いてもらうようにお願いするタイミングは非常に難しいです。
遺言の話をする際はやわらかく、不自然さがないように言う必要があります。
家族関係や遺言を書く方の性格にも左右されますが、簡単にいくつかのオススメできるタイミングを紹介します。

 

節目となる年齢で遺言を書くように提案する

例えば還暦(60歳)古希(70歳)喜寿(77歳)傘寿(80歳)米寿(88歳)亀寿(90歳)・・・などと言った節目とされる年齢のタイミングで遺言を書いてもらうようにお願いするのは自然です。
お祝いの席で遺言を書いてくれと伝えるのは失礼にあたる可能性も大きいです。
こういった場合は例えば、1~2年くらい前から柔らかく伝えておくのがよいでしょう。
例えば58歳くらいであれば、もうそろそろ還暦だと会話も出てくると思いますので、こういった時に「還暦になったら子供達も大きくなってるし、そろそろ遺言も残しておいた方が良い」と伝えるのが良いでしょう。
遺言を書いてくれるようにお願いするのは、今すぐ書いてくれと話すとトゲがありますので、より柔らかくお願いするには、今でなくても良いので、数年後に訪れるこのタイミングの時に書いてくれと話をするのが、受け入れてもらいやすいです。
遺言を書く人の年齢だけではなくて、子供が成人するタイミングや、実家を出て独り立ちするタイミング、結婚をするタイミングなど子供に合わせてタイミングを図るのも良いでしょう。

 

他人の不幸を利用する

更に若い場合や、上記にあがえたタイミングが近い将来になく、もっと早く書いてもらいたい場合は、他の人の不幸があった時に話をするのもよいでしょう。
例えば法事に行った時などに、うちもいつ何があるか分からないから遺言とか相続の事とか考えておこう」と話をする事や、テレビのワイドショーなどで、芸能人や著名人が若くして亡くなったニュースを見て、若い人でもいつ何があるか分からないから遺言を書いておいた方がよいと話をするのも自然です。
より積極的にアプローチをしたいのであれば、テレビでも遺言や遺産相続など法律に関するトラブルを紹介している番組もありますのでこういったテレビ番組を一緒に見るようにすれば、遺言の話をするのも自然ですし遺言を書く事になる本人もその気になる可能性は上がります。

 

他にも遺言書を書いてもらう方法をみてみる

 

また、子供が大きくなっているケースや妻となる配偶者にも財産がある場合は、先に妻(配偶者)や子供達が遺言を書いてしまうのです。
そして、遺言を書いた旨や保管場所などを伝える事によって、遺言を書いてもらいたい当事者にも遺言を書く意欲を沸き立たせます。
妻や子供が書いた遺言は内容など、どうでもよく遺言を書いたという事実がとても大事になります。
この様に直接遺言を書いてくれとお願いするだけでなく直接言わなくても、周りからプレッシャーをかけて行く事も有効です。
この記事で紹介している遺言を書いてもらう方法は一例で、やはりそれぞれの方の性格などもありますので、遺言を書いてもらいたい時は安易な考えで軽く「遺言を書いてくれ」とお願いするのではなく、その人の性格や環境も考慮して作戦を立てて自然な流れで遺言の話をしていく必要があります。