どれだけ仲の良い親族同士でも相続の話になるとトラブルは起こりやすい

相続トラブルは仲の良い親族同士でも起こる

MENU

仲の良い身内同士のトラブル

どれだけ仲の良い親族同士でも、遺産相続の事となるとトラブルは起こり、遺産相続がきっかけで関係が悪くなるケースは珍しくありません
特に子供達がそれぞれ自立をして家を出ているケースは特に多く、自立後も兄弟同士や盆・正月に身内の集まりで顔を合わせているような関係でも例外ではありません。
遺産相続で身内同士でトラブルが起こりやすいのは、配偶者と子供よりかは、子供同士というケースが圧倒的に多いです。

 

極端な話、遺産相続で配偶者に相続された財産は相続の回数を繰り返す事や、配偶者がその財産をどう使うによって減る事はあっても、いずれは順当にいけば子供よりも配偶者の方が早く旅立つ可能性が高く、いずれは子供達にその財産も相続されてきます。
ですが子供同士の遺産分割は一度相続されてしまったら、その財産については後から文句を言う事もなく手に入れる事も一部の例外を除いてできません。
また子供達同士は仲良くやっていたとしても、それぞれに家庭を持っていると、お金に関してはシビアに考えられている可能性もあり、子供の家族から外野の声が入り話が複雑になっていくケースもあります。

 

また、親の前だとみんな仲良くしていたとしても、兄弟同士では関係性が崩れている可能性もあります。
特に最近の若い世代は、結婚して家を出ると、実家に集まって兄弟など身内が集まる機会は多くても、親を抜きにした兄弟同士で頻繁に交流を取っているケースは少ないのです。
そうすると、昔はどれだけ仲良くても遺産相続などお金の事になってくると、お互いシビアになってしまう事も多いのです。
特に被相続人の生前に介護が必要だった場合や、介護が必要な状態でなくても、親孝行という面で兄弟のいずれかが、自分は他の兄弟よりも親孝行をした、親の面倒を見たという考えがあるとトラブルに発展しやすいです。
また、現在も相続の話になると、自分は長男だからと兄弟間の序列関係を主張する人も多くそれぞれの考えに相違があると話は簡単にはまとまりません。

 

このように、どれだけ仲の良い兄弟同士でも遺産分割を巡ってトラブル・関係悪化するケースは非常に多いのです。
こういったトラブルの回避策として、最も有効なのは遺言です。
遺言を残しておく事で、裁判などの法的なトラブルへ発展する可能性は極めて少なくなります。

 

しかし遺言があればトラブルは起こらないという物ではありません。
相続人皆が納得できる相続内容でないと、相続人同士(子供同士)で関係悪化につながる可能性があります。
全財産を特定の子供に相続させる内容の遺言であれば、当然子供同士は関係が悪くなりますし、こういったトラブルを回避する為にセオリー通りに法定相続分、例えば相続人が子供二人の場合は半分ずつ平等に相続させる内容でも、場合によっては、親の面倒をより多く見たのは自分だと主張したり、早くから実家を出て親に対して仕送りをするなど、経済面で貢献をしていたなど平等な内容の遺言でもトラブルが起こるケースも少なくありません。

 

法定相続分同士に平等に相続させるという行為自体は全体を見て一番無難な選択とも言えますが、それぞれの事情に合わせて相続人それぞれの事を考慮した内容の遺言を作る事が一番大事なのです。